【チケット取引】詐欺と疑わしい取引について

 

先日、面白い案件を目にしました。
私にとってメシウマな話です。私はこういうのを見て暇な時間を有意義な時間に化かしています。


Twitterでのチケット取引について。

 

売り手(詐欺じゃない場合)と書いての心理状況の推移を時系列に並べ整理すると

 

売り手:twitterで譲りますをお知らせ
買い手:twitterで譲りますに対してリプ
売り手:(人気)チケットを定価で譲ります・詳しくはDMで
買い手:DMにて、まず振り込んで欲しいと言われる
売り手:早く振り込んでもらえる順に買い手を決めたいと伝える
買い手:先振込みは不安なので、売り手さんの個人情報が欲しいと伝える
売り手:個人情報を渡すリスクを考える
買い手:返信がなくなり不安になる

ここまでは当然だと思うんです。買い手も売り手も悪くないし、間違ってない。
むしろ売り手も買い手も、自分の身を守るように注意して取引している。

でもここで「少しずつの齟齬」が生まれていることに、どちらも気づいてなさそうに見えませんか。
それがお互いを不安にさせます。


売り手:他の人からも(人気公演だから)リプがいっぱいくる⇒話し合いの場をDMへ移行
買い手:この売り手が色んな人と話を進めていそうなことに不安を覚える
売り手:すんなり振り込んでくれる買い手を見つけたいから、面倒な事(個人情報欲しい)を言ってきた人との会話を止める
買い手:なんか個人情報の事伝えた途端、返事がなくなった(詐欺ではないか)
売り手:(・・・・・)


私はここで、売り手さんが買い手さんをもうちょっと気遣えばよかったと思います。
例えば、「すみません、すぐに振り込んで下さる方がいらっしゃるようなのでその方と話を進めます」
裏を返すと、『こちらは別に詐欺じゃないし、ちゃんとチケット渡すわけで、チケット欲しいから振り込みます
ってすんなり言ってる人にお願いしよーっと。個人情報出来れば渡したくないしっ』ってことです。

売り手さんにも、個人情報を渡すというのはリスクになるわけで、出来るだけ避けたいはずです。
買い手さんの不安感を拭うためには必要だとは思いますけど。。。
でも買い手が、ただの個人情報集めヲタだったらどうしますか?リスクになりませんか?


だから、こういう思いやりに欠ける人、売り手⇔買い手の心情を察する・考える力のない人は、
少なくともtwitterなどのSNSや掲示板でやりとりをしない方が良いです。
今回の売り手も買い手も、それが足りていません。
手数料が掛かるとはいえ、保証機能のあるチケットサイトやヤフオクの方がマシです。

 

そして今回はここからがモヤっとするポイント。
買い手(結局買ってない)さんが、[この人詐欺です]と注意喚起のtweetを回したのです。

詐欺の疑いがあります!ならまだしも、言い切り表現で、自分となのか他人から貰ったのか分かりませんが、
DMのやりとりをキャプってご披露していました。


私が確認したところ、売り手(結局誰かに売った・売れたのかは未確認)は、
この〝結局買ってないさん"から契約不履行どころか、入金もなければ、チケット売買の約束もしていません。
それなのにこの人詐欺ですとアカウントを晒されたのです。


メイヨキソン...では?

 

もちろん、不特定多数に向けてチケット譲りますというのは違反ですし、
売り手さんが買い手さんを訴えて訴訟になるとは考えにくいですけど、
もし私が、詐欺を働こうとなんてしていないのに、あんな風に晒されたら訴えたいです。(訴えます)


なんなら自分がもし詐欺師で、詐欺をする前に「この人詐欺師!」と言われようもんなら、
言ったやつから金をふんだくろうと考えると思います。メイヨキソン!メイヨキソン!っつって。

 

恐らくこの〝結局買ってないさん"は、この売り手さんを詐欺と断定していて、
みんな被害に遭わないよう気を付けて-!っていう親切心なんでしょうけど、
なんかアレですよね。あれ見て「ェ・・・」って思った人いると思います。

詐欺に遭ってしまった人が、詐欺師の情報を回すのは良いとしても、
そもそも詐欺に遭わないようにするのは自己防衛でなんとかしてほしいところ。
取引で怪しいと思ったら、どんなに欲しいチケットでも止めた方がいいです。


まじで自己防衛・万が一の事があっても自己責任!


というか一度被害に遭った人は大丈夫なはずですが、複数回当たってしまった人は自分に非があります。
自分の身は自分で守りましょう。